ブログを始めた理由。

私がブログを始めようと思った理由。

それは、「もう少し≪気にかけてあげる≫事で、何倍も、いや何百倍も成長しそうな子供たち」が
たくさんいるなと感じたからです。

え、どういう事?と思いますよね。

ここから詳しく書いていきますね。

~ブログを始めた理由~

みなさんは
繊細さん・不安症・HSC

そんな言葉を聞いた事がありますか?

私がブログを始めた理由は、繊細な気質を持つ子供たちが明るく前に進んでいく為の力になりたいと思ったからです。

私は普段保育士として、こども園で働いています。
私が働く園は、150名を超える子供たちが日々過ごしています。

個性豊かでとっても賑やかです。
みんなが一度に「せんせー!せんせー!」と言うので、耳が2つじゃ足りません!笑 と思いながらも、可愛いな~!と思う日々です^^

そんな個性的な子供たちを1つの活動に向かわせるとなると、正直とっても大変です。

例えば3歳児クラスは子供が25人なのですが、

『今日は粘土遊びをしまーす!』

となった時、子供たちの取り組む様子がだいたい3グループのパターンに分かれるな~と感じます。

  • Aグループ 約15/25人。
    粘土で電車を作って走らせたり、ケーキを作っておままごとを始めたりと楽しく活動に取り組めます。
  • Bグループ 約5/25人。
    粘土遊びにそもそも興味ない、外で遊びたい、などと言って集中力が続かず、たち歩いたり、お友達の作品作りの邪魔をしたり、トラブルをおこす子供たちです。
  • Cグループ 約5/25人。
    粘土に対して匂いが嫌だ、手が汚れるから嫌だ、上手に作れないから嫌だ、と粘土遊びに対してマイナスなイメージを膨らませて活動に消極的もしくはできない子供たちです。

もちろんクラス・学年によって変わってきます。

うちの園は複数担任制なので、
3歳児に4人職員がいます。
国の配置基準は3歳児なら12:1なので、国の基準より多い配置で保育ができています。

全体をみる先生が1人、雑務(次の活動の準備など)をする先生が1人、あと2人の先生が配慮が必要な子供の側につきます。

現状、2人の職員は、Bグループの子供たちにつく(寄り添う)事がほとんどです。
集中力が続かない・衝動的に行動してしまう、少しADHD傾向の特性があるような子供たちです。急に外に飛び出したり、お友達とのトラブルなどがないように気にかけていないと危ないからです。

Aグループの子供たちは活動に意欲的に取り組めていて、自分たちの力でどんどん成長できる子供たちです。
3歳児であれば大人は見守り程度で大丈夫です!

気になるのが、Cグループの子供たちです。
活動に意欲的にはなれていない状況ですが、なかなかそこに大人の寄り添いの手が届きずらいのが現状です。

Cグループの子供たちは、周りに迷惑をかけるような事はほとんどしません。

なぜ消極的になっているのかと言うと、活動に対して過敏になっていたり、活動自体もしくは周りの環境に不安な気持ちがあるからです。

その時の子供たちは、

・想いを言えずに固まる
・ただ粘土をこねるだけで何も作らない
・1人でしくしく涙が出る(理由を聞いても言えない)
・「先生が〇〇つくって」と自分は活動しない

など色々なパターンがあります。
そして何もしないまま活動時間が終わり、次の活動へ。。などという事もあります。


つまり、Cグループまで手厚く配慮ができないのが現状です。
Cグループの子供たちは、あまり気にかけてもらえない事が多くあります。

私はこの現状にずーっとモヤモヤを抱えています。どうにかできないかなって。

保育現場を例えばもっと少人数制にしたり
園内に保育士だけではなく、心理士さんを配置したりとか…

でもこれは私1人の力では難しいです。

もちろんCグループのような子供たちにも手厚くフォローができている園もあると思います。

ただ、規模が大きくなると難しいのかな、、と思っています。

そんな時、4歳児の女の子のお母さんから相談を受けました。

「うちの子、最近家で保育園が楽しくないと言っています。園ではどんな風に過ごしていますか?」

私は当時フリーでクラスに入っていて、前年度その女の子(Hちゃん)の担任をしていました。
新年度が始まって担任も変わり、新しい環境になって間もない時でした。

その子のクラスに入ってみると、Hちゃんはお友達と楽しそうに遊んでいました。

一見、何の問題もないように思えたのですが、
突然、急に泣き出した事がありました。

理由を聞いてみると

「おともだちと遊ぶのが嫌だ。〇〇ちゃんが□□してきた。嫌だけど先生に言うのが怖い」

と教えてくれました。

Hちゃんは新しい環境になって、言いたい事を言えずにストレスが溜まってきていたように思えました。

その事を担任は気づいていないようでした。
そこで担任と話をして、まずはHちゃんの好きな遊びを通して気持ちをリラックスさせてあげようと計画しました。

手先が器用な子だったので、塗り絵を用意しました。
好きなキャラクターの塗り絵と、少し難易度高めの≪大人の塗り絵≫も用意しました。

すると大人の塗り絵に大ハマりして、登園すると毎日塗り絵で遊ぶようになりました。

できた作品を担任に見せてたくさん褒めてもらい、そこからだんだんと担任にも想いを言えるようになっていきました。

Hちゃんは、上の粘土遊びの例でいう【Cタイプの子供】です。

Hちゃんのような子供たちこそ、大人の丁寧な寄り添いが大事なんじゃないかと思うのです。

丁寧に関わってあげる事でどんどん成長していく事ができる<伸びしろ>が無限にあるように思います!

いまある悩みを、安心できるものに変えてあげる事で力が発揮でき、その子たちの毎日がもっともっと楽しくなるんじゃないかなと思っています!

園では見過ごされがちだけど、配慮が必要な子供たちはきっとたくさんいて

そういった子供の力になれるような事を発信していきたいなと思うようになりました。

最近は過敏さ、不安感を抱える子供たちが増えてきているように思います。

繊細さん、HSCと呼ばれるような気質を持った子供たちです。
診断がつくと不安症と呼ばれる事もあります。

このような子供たちがいる事をもっと知ってほしい。
繊細なお子さんを育てている、お父さんお母さんの力になりたい。
繊細さが原因で悩んでいる子供たちの力になりない。
と思い、ブログを始めました。

まだまだ始めたばかりで読みづらい所もあるかもしれませんが
繋がって、一緒に明るい未来を作っていきましょう!
どうぞよろしくお願いいたします!

最後まで読んで頂いて
ありがとうございました!^^