落ち着きがない、気持ちの切り替えができない…もしかしてうちの子は不安症?不安症の症状とは?親が子供にできる事

毎日「ママがいいーーー」と泣き続け、ご飯も食べれない。ママと離れられない。
初めての場所や人が集まる場所だと固まって遊べない、そわそわしていて落ち着かない。
「うちの子はこの先大丈夫かな…」と、心配になる親御さんへ。

このような行動の背景には、子供の中に「不安な気持ち」がある事が多いです。


新しい環境に対して不安になる事は誰にでもあります。

特に年齢が小さいお子さんは人生の経験値がまだ幼く、知らない事の方が多いですよね。
そこにあるもの・人・環境が安全かどうかが分からない=「不安な気持ちになる」子は多いです。
不安な気持ちを持つ事は、決して悪い事ではありません。お子さんの大事な大事な気持ちです。

もうひとつ、不安な気持ちと同じ位大事なのが【好奇心】です。周りの大人や友達の影響に刺激を受ける事で「こわい。でもやってみたい!」という気持ちが育ち「…やってみたらできた!」という成功体験を重ねて、不安な気持ちを自信に変えていく事ができます。


このようにして成長をしていきますが、中には何度経験しても怖くて泣いてしまう、固まってしまう。学校の事を考えると気持ち悪くなる、朝起きれない…など、不安な気持ちから心身に問題を抱え続けるお子さんもいます。
不安な気持ちが強すぎて、心や身体に様々な不調が出てしまう状態の事を「不安症」または「不安障害」と呼ぶようです。

今回は「不安症」について、親がお子さんにできる事を考えていきたいと思います。

不安症とは?どのような症状が出るの?

不安症とは、神経症(ストレスからくるこころの病気)の1つで「不安障害」とも言われています。

不安や心配する気持ちが過剰に強くなって、やりたいこと、やるべきことができなくなっている事の総称です。

不安症は、発達障害(生まれながらに持った脳の特性)とは違います。ストレスや疲れなどからくる心身の病気で、誰にでも起こりうると言われています。症状が出たら、心療内科や児童精神科で診断を受ける事が多いです。

不安症には、いくつか種類があります。

全般性不安障害…特定の物事に対してではなく、あらゆる事に漠然と不安を感じる状態が6か月以上続く。

社交不安障害…人前で意見を述べたり電話を掛けたり、目上の人や初対面の人と話すような場合に、普通以上に強い不安や緊張を感じ、またそのような場面を避けようとして社会生活に適合できなくなる。

強迫性障害…意思に反して不快な考えが繰り返し頭に浮かび、また不安を振り払う為に同じ行動を繰り返し、生活にも支障が出る。(必要以上に何度も手を洗うなど)

パニック障害…突発的に強い不安感におそわれて、動悸やめまいなどの発作が繰り返し起こる。

goo辞書より:https://dictionary.goo.ne.jp/


我が子(7歳娘)は、幼稚園の年長の時に【全般性不安障害】と診断を受けています。
成長するにつれ人見知り・場所見知りが激しくなってきて幼稚園の入園時(年少)は教室に入れず、1ヶ月間職員室登園をしていました。人の動きや音などが気になるようで、集中できず一斉指示が通らないと指摘された事もありました。年中からはだいぶ落ち着きがでてきて年長さんになると周りのお友達とほとんど変わらないほど成長し、色々な事に積極的にチャレンジができる子供になりました。

ですが小学生になり環境の変化もあって今はまた不安が強く出始めています。ストレスを受けやすいので、ちょっとした事で体調がよくなったり悪くなったりを繰り返しています。

毎日がんばっていて、本当に偉いなと思います!

そして不安症の症状はどのようなものがあるか?
調べてみました。

不安を感じると自律神経が緊張するので、神経が過敏になり、イライラしたり、筋肉がカチカチに緊張する、集中できないといったサインが出てきます。寝つきが悪くなったり、熟睡感が減って、疲れやすくなります。

不安障害のこころのサイン

  • 落ち着きがない
  • 過剰に緊張している
  • 怖がる
  • 集中できない
  • 神経過敏

不安障害のカラダのサイン

  • 筋肉が緊張する
  • 寝つきが悪くなる
  • 熟睡感が得られない
  • 疲れやすい
  • カラダが震える
  • 呼吸が浅くなる
  • のどが詰まる感じがする
  • 手指が冷たくなる
厚生労働省より:https://www.mhlw.go.jp/kokoro/parent/sos/text4.html

お子さんはどうですか?

娘は、上記の症状に当てはまるものがいくつもあります。緊張で肩がカチカチなんて日もあります。
他には、イライラしている、寝る前に怖い事を想像してしまう、朝起きられない、吐きそうなどと訴える事もあります。本人が一番辛いですよね。
娘の登校しぶりについてはこちらのブログ➡https://colorfull878.com/blog2/も参考になさってください。

原因は?どんな子どもが不安症になりやすい?

◎不安症になる原因は?

はっきりとした原因は分かっていませんが、主に強いストレスや疲れが原因で発症するのではないかと考えられています。

また、親からの遺伝・親の価値観による影響が大きい事もあります。親が過剰に心配する、周りを気にする、完璧を求めてしまい自分にも他人にも厳しいというような価値観の中で育った子どもは、自然と同じような価値観になる事が多いです。「周り(親)の期待に応えなければいけない」「間違ってはいけない」「失敗してはいけない」など、自分自身を過剰に追い込んでしまう事が原因で起こります。真面目で責任感が強いお子さんに多いのが特徴です。

子供が不安症かな?と思ったら親ができること 

ストレスや疲れを軽減させてあげる
子供が何に不安を感じているのか?よくよく観察してみましょう。
原因が分かれば、極力それを取り除いて子供が安心して過ごせる環境に身を置いてみましょう。

セロトニンの分泌を促す
セロトニンは「幸せホルモン」や「愛情ホルモン」などと言われている神経伝達物質です。
セロトニンは幸せを感じた時に脳内で作られます。
不安が強く出ている時はセロトニンが減少している可能性が高いです。
セロトニンが増える事で安心できる気持ちが大きくなり、心身の症状が改善するかもしれません。

具体的には、

  • たくさんハグをする
    お子さんをぎゅ~~っと抱きしめてあげてください。
    ハグをするとセロトニンが分泌されてリラックス効果があるとされています。
    いってらっしゃいのハグ♪で、お子さんに安心感を与えられるかもしれません。
  • タンパク質をしっかり摂る
    セロトニンの材料となるアミノ酸(トリプトファン)は体内で作る事はできない為、食事やサプリで補う必要があるそうです。肉や魚、豆腐や納豆などの豆製品、牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、卵などです。
    ⇓ご飯にさっとふりかけるだけ!良質なたんぱく質を手軽に補うなら⇓
  • 寝る前にマッサージをしてあげる
    不安症の子供は、身体が緊張で固くなっている子が多いです。
    特に首や肩~肩甲骨周り、足裏などを押したりなでたりしながら優しくマッサージしてあげましょう。
    身体がほぐれ、リラックスしセロトニンの分泌につながりそうですね。良質な睡眠にもつながりそうです。

まわりの人や専門家に話を聞いてもらう
不安症は治せる病気と言われています。不安な気持ちが原因で心身に困りごとが出ているなら出来るだけその不安を小さくしてあげたいですよね。
病院に行って先生に話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になると思います。小学校だとカウンセラーの先生がいたりしますよね。保育士やこども発達の専門家、地域の保健師さんなど、お母さんが子供の事を話しやすい人に話を聞いてもらってくださいね。お母さんが心配しすぎてしまうと、子供はそれを感じ取り不安な気持ちが増えてしまうかもしれません。人に話す事で、心配な気持ちが落ち着く事もあるのでおススメですよ。
誰に聞いてもらえば良いかわからないという方は私で良ければメッセージ下さいね。
こちらからお願いします➡https://colorfull878.com/otoiawase/

まとめ

子供の不安症とは何か?どのような症状が出るのか?不安症かな?と思った時に、親が出来る事をまとめてみました。

不安な気持ちを持つ事は、悪い事ではありません。不安な事は、不安と思って大丈夫です!お子さんの大事な気持ちです。「不安になるよね」と受け止めてあげましょう。
ただお子さんが不安な気持ちを抱え続けて辛い症状が出ていたり自分が出せずにいたりするのは、現状を少しでも良くしてあげたいですよね。スキンシップを取り入れたり、食事や日々の関わりで出来る事があると思います。
少しでもお子さんの不安が安心に変わって、笑顔で毎日が過ごせますように。。願っています!

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